暗夜行路 (新潮文庫)

暗夜行路 (新潮文庫)

ゼミ用
んと、…最後の方飛ばし飛ばし(こら)で読んで、4時間以上かかってます…長いよ!結局寝たのは3時半です。いや、読み始めたのが遅かった自分の責任だけどね。
日本人として『暗夜行路』を読んだこと無いのはちょっと恥ずかしいし、読む機会を与えてもらえたのは凄く良かったなあって思うんだけど…長いよね!(笑)正直このシーンは後々どう繋がってきてるの?って思う場面が多々あった。削ったら3分の1くらいにはなるんじゃない?
主人公は色々な人と出会うんだけど、全部中途半端なんだよね。それが狙いなのかもだけど。で、常にいらいらして不愉快になってるんだけど、読んでる方もそれにつられていらいらしちゃうんだよね。で、いらいらしてる自分に気づくとなんだか負けた気分になる。多少なりとも読者に重ね合わされてる部分があるんだと思う、誠に悔しいけれども!
しかし、やっぱり適当な男だよ主人公。主観から言えば、暗夜行路は終わらないのでは…と思う。一回しか読んでないから断定するの怖いけど。そもそも人との関係性に答えを出すことなんて、出来ることなの?一生無理なのかもしれないよね…。

個人的には、ええあくまで個人的には、抜け出せなくっても幸せな人だっているでしょう?と思うんだけど、私の読みって結構楽観的なので、どうなのかなあ。沢山の人と出会って、悩みながらもそれが一生続いていくのは生きていくなら当然のことなんじゃないのかしらね…
最後までいらいらしながら読んでいってしまったけれど、読み終わった後思う事は沢山あった。やっぱりそれだけの小説ではあるんだろうなあ*1でも想像してたよりもずっと文体はライト*2で読みやすかったっす。

*1:やばい、凄い上からになってしまった

*2:っていう表現もどうなのよ