幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

これは映画を見たときから絶対読もうと決めていたのですが。
映画のキャストが頭にありすぎてなかなか小説の世界に浸れなかった><
だってきたのきいちゃん超可愛かったもん!大浦くんが凄く大浦くんだったもん!直ちゃんかっこいいもん!


ちょこちょこ違う点はあったけど、結構雰囲気とか原作通りだったんだなあっていうことがわかって感動。

とても計算的に作られてるお話だなという印象。こういう無駄のない小説、大好きです。いや、無駄も計算されているというか。ラストは本当に泣けてくる><映画もきたのきいちゃんが歩き続けるシーンがとても素敵だった。


これで論文を書くとするならば、主人公の変化、かな。はたして内側から起こる変化と外側から起こされる変化、どちらが多いのか。多分後者だと思う。主人公はおかあさんとか直ちゃんとか大浦くんとよく、


○○だよね
そう?
そうだよ
そっか


というやりとりをするのだけれど、それがとても印象的。
何て言うんだろう、言ってしまえば外側から定義づけされているような状態なんだけど、嫌らしくない。周りの人たちに影響を受けながら形成されていく主人公がとてもよくあらわれていて、でもそれがネガティブな意味ではなくって…とてもあたたかくなれる小説でした。読みやすいし、すぐ読めちゃうし、オススメ。